トピックス

こどもチャレンジ2020プロジェクト ~2016年概括~

サクセスでは2020年に向けて「こどもチャレンジ2020プロジェクト」を展開し、

2020年以降の社会の担い手として能力を高めたいと望む青少年と連携した人材育成プロジェクトに取り組んでいます。

 

2016年は、120名を超える青少年と社会人に参画いただき、ワークショップ、見学会等を開催しました。

医療を含む社会保障や、地域活性化など、病気やその他の困難と闘うこども・青少年が身近に感じることができ、

かつ、日本が抱える政策課題とも整合性のあるテーマで、青少年と社会人の議論が行なわれました。

 

参加した青少年によって、下記の通り、こどもチャレンジ宣言が策定されましたので、紹介いたします。

2017年もプロジェクトは進行しますので、皆さんもぜひ、お力をお貸しください。

 

 

 

【こどもチャレンジ宣言2016】

 

学校では、それぞれの年齢に応じて学ぶようにカリキュラムが決められています。そして、18歳、22歳など一定の年齢になると、「皆で同時期に就職をしなければいけない」と暗黙のうちに決まっています。普通に学校に通っていれば、部活動や課外活動などで多様な人々と交流を広げることができ、年齢に合わせて少しずつ社会に出る準備ができます。

 

しかし、家庭の事情や闘病などの様々な理由から、十分な教育を受けることが難しいこどもも大勢います。同級生が1年で終えてしまうカリキュラムでも、もっと時間をかけなければ終えられない学生もいます。また、社会に出る年齢になって働き始めても、自分の性格や能力に合わないこともあります。身体的な問題や家族の事情などで、決まった時間にオフィスで働かなければいけない、というルールを守るのが難しい場合もあります。

 

IoTの発達により、教育・労働・住まいをつなぎ、国境を越えて文化交流をすることも容易になりました。人間の生活をより豊かに、また便利にしてくれます。医療や法律の分野で注目されているAIは進化し、もうじき人間の生活を大きく変えることでしょう。人間が持っている個性や体験が重要になり、それを共有することが一層重要になります。

 

ひとりひとり様々な状況があり、その中で自分の暮らしを大切にしながら、未来を創造する必要があります。実社会と向き合うために学校では個々のペースで学び、働く会社や場所を自由に選ぶ。そして社会では、様々な業界間で人が流動的になることで知識が共有され、個人だけではなく社会も成長することができます。

 

『生き方の選択肢』がある社会を構築したいと願っています。